CrystalDiskMark の結果の見方
数値の意味と、NVMe SSD・SATA SSD・HDDの典型的な範囲。CrystalDiskMarkはシーケンシャルとランダムの読取・書込速度を表示するので、ドライブ比較、アップグレード確認、レビューやサポート用の性能記録に使えます。
結果はドライブ・テストサイズ・プロファイル(デフォルト、NVMe SSDなど)・システム負荷に依存します。2台を比較するときは同じ設定で。詳しくは使い方とよくある質問をご覧ください。
使用単位
- MB/s – 1秒あたり1,000,000バイト(10進)。1000 MB/s=1 GB/s。
- IOPS – 1秒あたりのI/O操作数(ランダム4Kテストで有用)。
- μs – 平均レイテンシ(マイクロ秒)。
CrystalDiskMarkでは:1 GB=1000 MB=1000×1000 KB=1000×1000×1000 B(10進)。1 GiB=1024 MiB(2進)。
典型的な速度の目安(およそ)
結果はドライブ・コントローラ・テストサイズにより変動します。あくまで目安です。
| ドライブ種別 | シーケンシャル読取(MB/s) | シーケンシャル書込(MB/s) | 4Kランダム(MB/s) |
|---|---|---|---|
| NVMe PCIe 4.0 SSD | 3000〜7000+ | 2000〜6000+ | 50〜200+ |
| NVMe PCIe 3.0 SSD | 1500〜3500 | 1000〜3000 | 40〜150 |
| SATA SSD | 450〜560 | 400〜530 | 20〜80 |
| HDD 7200rpm | 100〜200 | 100〜200 | 0.5〜2 |
| USB 3.0 フラッシュ | 50〜200 | 20〜100 | 1〜10 |
ドライブモデル・容量・SLCキャッシュ・サーマルスロットリング・テストサイズで数値は上下します。シーケンシャルは大ブロック(例:1 MiB)、ランダム4Kは4 KiBブロックで、多くの小さな読取・書込を反映します。
数値の解釈
CrystalDiskMarkを実行したら、次を確認:
- SEQ(シーケンシャル):数値が高いほど大容量ファイルのコピーが速い(動画、インストーラー、バックアップ)。動画編集や大容量ファイル移動で重要。
- RND 4K(ランダム):日常のOS・アプリの動き(プログラム読み込み、起動、ゲームのレベル読み込み)を反映。ランダム速度が低いとシーケンシャルが高くても体感が遅くなりやすい。
- 読取と書込:読取が書込よりずっと速いドライブもある。読取は読み込み、書込は保存・インストールに影響。
- 結果が典型的な範囲より大幅に低い場合はトラブルシューティング(サーマルスロットリング、バックグラウンドアプリ、ドライバ、プロファイル)を確認。
ベンチマーク画像の例
参考用にスクリーンショットを images フォルダに追加できます。
公平にドライブを比較するには
- 同じCrystalDiskMarkバージョンと同じテスト設定(テストサイズ、プロファイル)を使う。
- ディスクを使う他のアプリを終了。複数回実行して平均を取る。
- NVMeは設定でNVMe SSDプロファイルを使用。SATAはデフォルト。
- 2台を比較するときは同じテストデータ(Random または 0 Fill)。
結果で見るポイント
用途によって重要になる数値が違います。
- 起動・アプリ読み込み:ランダム4K読取(Q1T1)とランダム読取IOPS。高いほど体感が軽い。
- 大容量ファイルコピー(動画、バックアップ):シーケンシャル読取・書込。ファイルコピー画面で見るMB/sに相当。
- ゲーム(レベル読み込み):シーケンシャルとランダムの両方が関係することが多い。
- サーバー・VM:高キュー深度(Q32T1やQ32T16など)でのランダム読取・書込とIOPS。
よくある利用シーン
CrystalDiskMarkを実行する理由と、結果の活用法。
- アップグレード前後:旧ドライブで実行し、新しいSSDやNVMeで実行して数値の改善を確認。
- 新品・中古ドライブの確認:シーケンシャルとランダムがそのモデルの想定範囲か確認。異常に低いと不具合や偽物の可能性。
- 2台の比較:同じテストサイズ・プロファイルで両方実行。複数回の平均で比較。購入判断やビルドログに。
- 遅さの切り分け:PCが遅いと感じたらシステムドライブをベンチマーク。ランダム4Kが極端に低いと故障・断片化・バックグラウンドの可能性。
- 報告・レビュー:画像で保存またはクリップボードにコピーして掲示板・レビュー・サポートチケットに添付。